メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年 2022/05/04鑑賞会 期 2022年2月9日(水)~5月30日(月)会 場 国立新美術館 企画展示室1E開館時間 10:00-18:00(毎週金
メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年 2022/05/04鑑賞会 期 2022年2月9日(水)~5月30日(月)会 場 国立新美術館 企画展示室1E開館時間 10:00-18:00(毎週金・土曜日は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで休 館 日 火曜日(ただし、5月3日(火・祝)は開館)米国・メトロポリタン美術館の照明設備改修にともない、ヨーロッパ絵画部門のコレクションの主要コレクションが一挙に観られるということで、コロナ禍の制限なしの連休ということもあり、予約制にもかかわらず多くの人がつめかけていた。正直、宗教画に興味のない(というか、やや苦手)私は、前半で食傷気味になり、大した感想が無くて勿体ないことになってしまったが、エル・グレコ《羊飼いの礼拝》は賛美なだけではない闇を感じて、何だかひきつけられてしまった。本展のアイコンにもなったジョルジュ・ド・ラ・トゥール《女占い師》も見応えがあったが、あのフェルメールの唯一の宗教画は大変貴重であったし、本展ではあまり無かった静物画のひとつ、ピーテル・クラース《髑髏と羽根ペンのある静物》は、髑髏というモチーフと「人間が現世でなしたことは、絶えず過ぎ行く時間のなかでは、重要ではないことを暗示」という意図にかなり惹かれ、ポストカードやグッズも買ってしまった。プロの批評家ではないので、難しい解釈はできるだけ音声ガイドに任せ(大体借りてます)、好きか・嫌いかでまず判別して「どこかが?そして何故?」と進めていくのだが、その時々に心に思い留めているようなことが作品の「個人的良し悪し」に反映されるのが面白い。だから何度も足を運ぶのだろうか。ターナーの作品が一枚だけあった。ターナーは荒れた海を描く人というイメージなのだが、唯一心躍る作品があり、それが今回来ていた。《ヴェネツィア、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の前廊から望む》 ヴェネツィアのカナル・グランデ(大運河)が主題なのだが、周りの景色は実際とは違い想像で描いたものだという。全体的に明るく日差しキラキラ、澄んだ水面や腰かけて足をパシャパシャとつけて行き交う船を見ながら休めそう。陽気ではないが、そんな印象を持つ作品だ。おそらく、私はこれを観たのは2回目だと思う。展示最後はクロード・モネ《睡蓮》で締め。睡蓮は30作くらい描いているはずだか、今回観たのは初めての「睡蓮」。しかし、よく観るあれではない。色彩豊かだけど暗いのだ。実は晩年のモネの作品で、白内障で苦しむ中で描かれたのだという。彼にはこんな風に見えていたのだろうか…。新美術館に行くと、必ずランチは地下のカフェで頂く。お気に入りのメニューがあって「鶏肉のクリーム煮込み」とかいう名前がついていたが、「フリカッセ」です。バターライスと一緒に頂きます。 -- source link
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